カテゴリー「歌舞伎」の27件の記事

2009.11.30

歌舞伎座COME ON!

ナゾな動画なんですけども、あまりに楽しいので貼っておきます。

  
「歌舞伎座COME ON!」

っていうタイトルで、若手の歌舞伎役者さん達が登場。
片岡松次郎さん、尾上みどりさん、中村京純さん、尾上辰巳さん、中村福太郎さんだそう。

誰もが知ってる、某CMのパロディですね。

来年4月までに、行けるかなぁ。
そう思うと、ちょっと切ない動画でもあります。

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2009.10.29

中村屋っ!

中村屋の長男、勘太郎さんが前田愛さんと挙式~。
いやはやなんとも、お幸せそうでテレビ見ててもニコニコしちゃう。

勘三郎さんもかーなり嬉しそう。
映る度に、酔っ払い度が増してる(笑)。
挙句、予定されてたインタビューも受けられなかったらしい(爆)。


招待客やらの様子やコメントも紹介されてたけど…。

どんなんか想像してると、ついつい数年前に大ブームとなった例のアレを思い出しちゃう。

新郎新婦入場の時は、長持歌が聞こえてたけど、

”中村屋っ!”

って、声は聞こえなかったな~。

あの状況でのホンモノ、聞いてみたかったのにぃ。
そこだけ、ちょっと残念だった(笑)。

愛ちゃんを劇場で見られる日も近いかな。
楽しみだ~♪

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2009.06.12

スタジオパークから仁左衛門

何とな~く鼻が利いてネットのテレビ番組表を見てみたら、NHKの”スタジオパークからこんにちは”という番組に、片岡仁左衛門さんが出演されるとの記載が!
それは見逃しちゃいけないでしょ!ってことで、携帯のアラームを設定し、5分前にはスタンバイしました。

いつもは生放送の番組ですが、今日は録画。
今日この時間は、仁左衛門さんは歌舞伎座にご出演中なのです。

お話はこれまでのご活躍や苦労された話、お孫さんの千之助ちゃんのこと、来年建て替えられる歌舞伎座の思い出など、いろいろVTRを織り込みながら盛りだくさんでした。

かなりコーフン気味の女性アナウンサーのつんのめり気味な質問や感想に苦笑したりしつつ、いつも通りのやんわりとした笑顔の仁左衛門さんでした。

話題にもなっていた”女殺し油地獄”は、先日私も観てきたばかり
ご本人にはいろいろ思いもあるのでしょうが、この演目は確か仁左衛門さんでしか観ておらず、他の役者さんでというイメージがわかない演目です。
”一世一代”と銘打ってはありますが、前回も”これが最後”というお話だったそうで、ファンとしてはできれば再演をとコッソリ思ってしまいます。

問題は、相手役、かな。
やっぱり理想は、玉三郎さんなんですよねー。

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2009.06.10

市川海老蔵 特別舞踊公演(道頓堀・大阪松竹座)

前々から行きたい行きたい~と思っていた道頓堀の松竹座に、海老蔵さんの公演でようやく出陣。
海老蔵さんの出演はもちろんチェックしていましたが、舞踊公演だけだしなーって思っていたら”にらみ”があるってことで、そりゃー行かないと!ってね。

劇場のある場所が場所だけに何度も前は通っているけど、あらためて見るとさすがに歴史を感じさせる建物です。

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斜め前には、道頓堀名物のひとつも見えます。

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んにしても、”千秋楽”の紙を張り出すのが開場直前ってーのは、どうなんでしょ?

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■ 保名(やすな)
恋人の死を嘆くあまりに気が狂ってしまった男性が、その恋人の小袖を手にふらふらとさまよう様子を清元が歌いあげる作品。
いつも愛用しているイヤホンガイドはなく、チラシにもあらすじなし。
毎月の歌舞伎座公演では必ずもらっている抄本もない上に、パンフレットも買わなかったので、どういうじょうきょうのお芝居だったか記憶をたどりつつ鑑賞してました。
美しき二枚目さんがお決まりとなっているのですが、海老蔵さんはピッタリ!
荒事で有名なお家柄ですが、この方はこういう線の細ぉ~い役も難なくこなしてしまいますねぇ。

一幕終わって、早速お弁当。
と言っても12時開演だったので、結構お腹空いちゃいました。
どうしようかと迷ったんですが、初めてだしってことで開場前に予約購入。
3階席と言いつつ5階にある客席から1階のロビーまで降りてお弁当とお茶を受け取り、また上へ…。
途中、1階席ロビーの椅子が空いていたので、そちらで急いでいただきました。

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歌舞伎座でも3階席からだと遠いんで、地下食堂には行かなくなっちゃったんですが、5階から1階また戻って~は大変かなぁ。
次は別の対策を考えなくっちゃ。

■ 雷船頭(かみなりせんどう)
一幕目の優男がピッタリと思った海老蔵さん、粋な江戸っ子船頭さんもまた素敵ー!
本当に、どんなお役を演じても似合っちゃうのはすごいなぁ。
ってことは、ここは隅田川なんだろうなぁと思っていたら、登場したのが雷さま。
あー、やっぱりねぇ、などと思いつつ、コミカルな踊りとやり取りを楽しみました。
この雷さまの役って結構難しいと思うのだけど、チラシその他には役者さんのお名前なしでした。
大部屋さんだったのかもだけど、好演だっただけにお名前知りたかったな~。

■口上(こうじょう)
続いて、お待ちかねの口上。
これって、口上だけは最初からあったものだったのかしらん?
数日前には橋本府知事もご覧になったのだそうで、ニュースで見たけどえらく感激されてました。
もちろん、場内を埋め尽くした大阪のおばさま達も大感激の大拍手!
え?もちろん私もですともさ♪
インフル騒ぎも一応の落ち着きを見せているし、このままずーっと沈静化してくれるといいですよね。

■歌舞伎十八番の内 七つ面(ななつめん)
”歌舞伎十八番”に入っていながら長年上演されていなかったのを、今年のお正月に新橋演舞場公演で海老蔵さんが舞踊として復活させたのだそう。
私も観るのは初めてでしたが、いろんなお面を次々付け替え、それに応じてガラリとそのお面のお役になってしまうのには目を見張りました。
最後には早変りもあって、客席をさーんざん沸かせて幕。
拍手がしばらく鳴りやみませんでした。


ん~~~、なんだかんだ言っても、やっぱり海老蔵さんって、すごいわぁ。
また関西公演、今度はお芝居公演で来て欲しいです。

帰りにロビーで、鎌倉権五郎景政を発見しました。

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脇にあるお知らせとセットで見ちゃうと、今回の公演を象徴するようですね。

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2009.06.05

新型インフルの特効薬!?

相変わらず、ネタ満載の日々。

blogのネタっつーか、日記のネタには皆さんお困りみたいなんですけど、私困ったことないです。

っていうか、ありすぎて全然UPが追い付いてません。

・・・あー、これは、単にサボってるってことも理由だったりしますが。


でね。

ぼちぼち”遡って更新”していかないとーと、歌舞伎関係だけでも何回分か溜まっている記事を書こうと歌舞伎のサイトを見てみてビックリ!


”海老蔵 6月松竹座 緊急のお知らせ”


えっ!?えっ!?

ナニナニなにぃぃ??


こういう”緊急”って、大抵あんまりいいことないです。

急病やら怪我やらで延期とか、中止とか・・・

ロクなことじゃないことが多い。

元々私は今回パスのつもりだから関係ないっちゃないんだけど、やっぱり気になる。


どうしちゃったのかしらん?

慌ててリンク先の記事を見てみると・・・。


ドキドキ・・・

新型インフルエンザ蔓延につき、急遽、 『口上』にて市川海老蔵「にらみ」相勤め申し候。

素晴らしいーー!!

リンク先の「お知らせ」を見た瞬間に、”がははははー!”と、笑ってしまいました。


市川宗家に伝わる「にらみ」は、見ると一年間風邪をひかないとか、無病息災とか、江戸時代から言われているそう。
海老蔵さんの襲名披露公演で私はそのにらみを初めて観て大感激だったのだけど、その時は既に風邪っぴきだったというオチが(汗)。
そーいやお父様の団十郎さん襲名披露公演にも行ってるのだけど、その時には口上がない方の幕しか見なかったようで、にらみは見逃してるんですよねー。


今回はたった10日間という短い舞踊公演ではあるけれど、こんな思いがけないオマケも付いて、初日から大賑わいだとか
にっくきインフル騒ぎを逆手にとって、見事な大逆転企画ですよね。
んーーー、こういうのを”粋”って言うのだわ~。
ステキステキ☆


インフル騒ぎもかなり下火になんて、あれだけ街に溢れていたマスク姿の人もあまり見なくなりました。
でも、やっぱり健康第一!
新型インフルにも負けないように、いっちょ睨まれに行って来ようかな♪

もちろん、帰ったらしっかりうがい&手洗いは必須ですよん。

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2009.06.03

歌舞伎座さよなら公演 六月大歌舞伎(東銀座・歌舞伎座)

せっかくの東京だからということで、六月歌舞伎の初日に行ってきました。

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ちょっとだけ早めだったので周りをウロついていたら、楽屋口に人だかり。
しかも、テレビカメラとインタビュアーもスタンバイ。

あっれー?これからどなたかいらっしゃるのん?

てなことでしばらく待機していたら、次々運ばれてくるお花またお花!

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そうそう今回夜の部で、市川染五郎さんのご長男、市川金太郎くんが初舞台なのでした。

以前初お目見えの時には拝見しているのですが、今回は昼の部だけなので残念ながら観られずです。
しばらくすると、昼の部にもご出演の市川染五郎さんがご到着~。
思わず数歩前に出ちゃってるファンの方たちから

”初日、おめでとうございます!”

などと声をかけられ、ひとりずつ見渡してお礼を言いつつ楽屋へ。
ということで私の方もご覧になってましたが…すんませーん、声かけてなくて(汗)。


■ 正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
相変わらず若くて元気いっぱいな感じの松緑さんと、ベテラン魁春さんの曽我物舞踊。
とても力持ちの女性という設定で、美しい中にも少しだけコミカルな部分もあって楽しめました。

■ 双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
幸四郎、吉右衛門の兄弟に息子の染五郎さんも加わって、ついついおめでたい夜の部の一幕を想像してちょっとだけ歯がみしちゃいました。
とても有名なお芝居ですが、私は初めて観たかも。
江戸時代のお相撲の様子も垣間見ることができたり、かなり興味深いシーンがたくさんありました。

■ 蝶の道行(ちょうのみちゆき)
この世で結ばれなかった恋人同士があの世で…と思いきや、結局地獄に行くことになるという舞踊を、梅玉さんと福助さんで。
悲しい恋を美しく~と思っていたのにあらららら~?という感じですが、それはそれで美しかったりして。
そういえば梅玉さんって、前のお名前は福助さんだったなぁなどと思い出しました。

■ 女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)
前にこのお芝居を観たのって、かなり前。
確か新橋演舞場で、仁左衛門さん(孝夫さんかも)と玉三郎さんの大大人気コンビででした。
それはもう美しくって、哀しくって、凄惨な場面にさえワクワクしてしまったものです。
その後何度かは上演されているけど、何と今回は”一世一代にて”なんていうこちらがギクリとしちゃう言葉付き。
もうこれで、仁左衛門さんの演じる与兵衛は観られないのかなーと思うと、更に感慨深い舞台となりました。
元々この一年の歌舞伎座は、”さよなら公演”と銘打って、毎月見逃せない!と思うような演目が続きます。
私も東京にずっと住んでいたら、毎月通ってしまいそうなんですけどねぇ(←いなくて良かったのかも??)。

そんな訳で、仁左衛門さんはもちろんですが、主な配役として松嶋屋さんがらみが出演。
中でも、相手役のお吉の娘に孫の千之助クンが扮していたのには目を見張りました。
初舞台の時にはほんっとにまだちっちゃくってハラハラしながら見守っている感じだったのが、いつの間にやら立派に子役としてお芝居しちゃってるんですもの凄いものです。

ただやっぱりね、”一世一代”と銘打ってるのなら、相手役は玉三郎さんで観たかったかなぁ…。


歌舞伎座の前には、いつの間にかこんなもんが立ってました。

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あと、何回行けるかしらん(って、まだ行くのかよっ!笑)。

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2008.01.30

シネマ歌舞伎・研辰の討たれ

歌舞伎座での公演の時はぜーんぜんチケットが取れなかった「研辰の討たれ」をシネマ歌舞伎として上映中だと聞いて、ワクワクとお出かけしてきました。

以前あった鼠小僧と同じく、野田秀樹さんが脚本と演出を担当した作品。
元々の歌舞伎のお芝居に野田さん独特の新劇テイストを加え、その上勘三郎さん(上演時は勘九郎さんだったかな)を初めとする人気役者さんがたくさん出演とあって、映画の方も大盛況でした。

オリジナル版の作品もあまり上演された覚えはなく、私自身も観たことがないお芝居。
実際野田さんの演出でどう変わったのかがわからないのがちょっと残念ですが、早口でテンポのあるセリフまわしといい、ところどころで客席が大笑いしてしまうようなギャグが織り込まれるところといい、す~っかり野田作品に仕上がっている感じでした。

「鼠小僧」の上映はののさんと観たのですが、観る前には
”絶対寝るわぁ。”と言ってたのに、始まってみたら抱腹絶倒で、
”これは吉本や~~!”
とすっかり楽しんでいました。
それはとっても良かったのですが、一言その時言っちゃいました。
”楽しいでしょー?でも、これは歌舞伎とは別物だからね…。”

今回は、更にそれを感じました。
すっごく楽しいけど…こういうのはもういいかなぁ。

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2008.01.15

初春花形歌舞伎(東銀座・新橋演舞場)

くにくにへのお誕生日プレゼントで、久々に二人で歌舞伎鑑賞にお出かけ。
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今回はちょいとフンパツして花道脇にかなり近い席、それもいわゆる「とちり席」を押さえちゃいました。
「とちり席」っていうのは、前から7、8、9列目のお席のこと。
少し前までの劇場はいろはの順で席番が付けられていて、あまり前過ぎないこの辺りが観易いってことからそう言われていたようです。
花道脇の1列目!っていうのもかーなり気合入ってていいですけど、まぁ、観易さを考えるとちょっと離れた方がいいですからね。

歌舞伎座では団十郎さんがお家芸の「助六」を演じてらしてそちらも魅力的だったし、お正月恒例の浅草歌舞伎も気になるところだったけど、今年はやはり海老蔵さんが八面六臂しちゃう演舞場でしょう!ってことでそちらに。
なんてったって、正義の味方から悪の権化、果ては不動明王までひとりで何と5役。
その上お芝居の上演前には主役自らのご挨拶があったり、イヤホンガイドにも登場したりと、ファンにはたまらん「海老蔵祭り」状態だったのです。

演目は、 「通し狂言 雷神不動北山櫻」
これだけ聞いちゃうとなんのこっちゃ~?ですが、歌舞伎十八番としても有名な「毛抜」、「鳴神」、「不動」の三作品は、こちらの一幕なんだそうです。
結構かかるお芝居ですが、そういう繋がりがあったんですねー。
ちぃとも知りませんでした(汗)。

花道でのお芝居も多く、いろーんな扮装での海老蔵さんをはじめ、いろんな役者さんたちが間近で演技されていて大迫力!
本当に汗が飛び散ってきそうな近さで、普段よく観ている三階席からはわからない、役者さんの息遣いまで感じることができました。

大活躍の海老蔵さんは、どのお役でも見事に演じ切って本当に素敵。
あらためて、姿良し、声良し、睨み良しを確認しました。
出開帳されていた不動明王様を幕間にお参りさせていただきましたが、さぞかしご満足だったことでしょう。
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そういえば海老蔵さんが初めて助六を演じたのが、演舞場でした。
1月か2月か、やはり寒い季節だった記憶があります。
ますます大きく、花のある役者さんに成長されてますね~。
これからも楽しみです。

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2007.08.20

八月納涼大歌舞伎

毎年大人気の、八月納涼歌舞伎に行った。
今年ことはののさんと一緒にと思い、それなら二部だなぁと思っていたのだけど、二部は発売と同時に完売!
がっかりしていたのだけど、直前でも出ることがありますよー!という書き込みを思い出し、ほんの数日前に結局1枚だけではあったけど、チケットweb松竹で無事GET!
半信半疑な気分のまま、炎天下の歌舞伎座に向かった。

■「ゆうれい貸屋」
八月は夏らしく怪談物が多くかかるのだけど、今回はちょっと捻り系。
八月歌舞伎常連さんの三津五郎さんが、主役を演じる世話物だ。
江戸っ子のセリフまわしや威勢のいいセリフのやり取りなど、笑わせたり唸らせたりでさすが。
また、腕のいい職人でありながらちっとも働かない夫に業を煮やし、自分が出て行くことで立ち直ってもらおうと考える健気な女房役に、孝太郎さん。
少し見ないうちにす~っかり大人の役が板についていて、ちょっと驚いた。

一方、元芸者のゆうれいという変わった(?)役柄の福助さん。
おきゃんでイキのいい辰巳芸者のぽんぽんと元気なセリフに、客席はぐんぐん吸い寄せられていく。
あーんまり幽霊っぽくなかったりもするのだけど、そこはご愛嬌。
今、このお役を一番に演じられる役者さんだと思った。

人気者の勘三郎さんとご親戚の皆様(笑)のやり取りで沸かせる年も多いのだけど、今回はそれはちょっとだけ。
とはいえ、善人のゆうれい役で最後には主役を諭して去っていく重要な役どころだった。

怠け者の夫にしっかり女房という設定は、どこか落語を原作とした「芝浜の財布」を思わせるが、山本周五郎原作だそう。
江戸時代の生活がそこかしこに描かれていて、そちらも興味深いお芝居だった。

■新版 舌切雀(したきりすずめ)
以前、勘三郎襲名を目前に控えた勘九郎としての最後のお芝居を作・演出した渡辺えり子さんの作品を再び。
今回二部が大人気だったのは、おそらくこのお芝居のせいだろう。

幕が上がると舞台面いっぱいに、きらびやかな衣装をまとったたくさんの役者さんたち。
雀の仲間ということで、それぞれいろんな鳥に扮している。
もちろん、ちゃんとそれっぽい衣装だしポーズでありながら、滑稽さがあって楽しい。

その上何と、義太夫の竹元清太夫さんまで緑色の衣装を着てオウム役!
いつも大熱演で目を引く方ではあるけれど、たま~にこういうお芝居に参加される面白い方だ。
そういえば以前来た俳優祭の時は、海の中という設定になっていたために義太夫の方たちも皆さんゴーグルをかけていらしたことがある。

その他、バレエの白鳥の湖風の踊りを披露する白鳥たち、ペンギンさんたちのビ○ーズブートキャンプ風なダンスも飛び出し、ますます場が盛り上がる。
一体どうなってるの~?と思ってしまった、小人の賢者となった三津五郎さんも、大活躍だ。
でも、一番目を引いたのが、鶴姫となった芝のぶさん!
も~~、美しいっ!可愛いっ!素敵っ!である。
女形というより普段から普通の女性に見えちゃうような可愛らしさのある役者さんだけど、今回は更にそれが際立っていた。

とはいえ。
全般には、何だか俳優祭に似たおふざけ加減を感じるお芝居だった。
勘三郎の強欲お婆さんに、息子の勘太郎、その嫁の七之助の親子(実際にもだけど 笑)三人のやり取りも、すごーく楽しいものでありながら、ちょ~っと笑うのをためらうようなセリフも登場。
盛りだくさんで楽しい舞台ではあったのだけど、こういうのは俳優祭だけで十分かなぁと。
以前やっていたような、昔からあるお芝居の中からちょっと仕掛けがあるお芝居で楽しませて欲しいと私個人としては感じてしまった。
歌舞伎に馴染みがないお客様を呼ぶためにはこういうことも大事なのかもしれないし、八月は特別なのかもしれないけど、うーん…。

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2007.06.27

三人吉三(渋谷・シアターコクーン)

歌舞伎座での公演と違い、コクーン歌舞伎だと開演時間が遅い関係で平日でも仕事を休まずに行ける。
とはいえ、渋谷駅からは超早歩き!
相変わらずの人ごみを縫って坂道を歩き、東急本店前に到着。
もうすぐだぁと思ったら、「松涛温泉 シエスパ」という看板を掲げたビルが正面に見えた。
死傷者も出た大きな事故があったけど、あれって後ろにあったんだなぁ。
さんざん来ている場所なのに、今まで全く気づかずにいたのが不思議なくらいだ。

会場に入って、カウンターにあったカップ入りのお団子を買い、あたふたと席につく。
汗をふきふきの開演となった。

毎回役者さんの数が少なく、一人で何役もということが多いコクーン歌舞伎。
前回観た時よりも更に人数が減り、演出も少しずつ変わっているのを確認しながらの観劇となった。

コクーン歌舞伎ならではの新劇的なセットやアドリブもたくさん。
勘三郎さん演じる金貸し太郎右衛門は、礼金を貰うとすぐに
「申告せな~!金をもろたら申告申告~。」
と、申告漏れで大騒ぎだった少し前の事件を自虐ネタで使って見せた。
こういうことで、イメージって逆にUPしちゃうよなぁと、ちょっと感心。
更に、目前に迫ったNY公演をからめて亀蔵と英語でのセリフのやり取りをしてみたりと、相変わらずの楽しさだ。

楽しかったと言えば、ほうきを持った夜鷹ねーさんずの面々も秀逸。
久しぶりに中村家の大番頭、小山三さんの姿もあって思わず身を乗り出した。

一方、舞台では悲劇的なシーンが続く。
今回は、前回と逆の配役となった十三郎(勘太郎さん)とおとせ(七之助さん)。
二人はあくまでもシリアスに演じ、前回も素晴らしいと思ったけれど、配役を変えてもまた素晴らしい。
歌舞伎役者さんって大抵は男性を演じるか女性を演じるかどちらかの方が多いけど、両方演じられるというのがさすが中村屋の息子たちだ。

「悪」でありつつも時折気弱さを感じさせるお坊吉三役の橋之助さん、そしてお嬢様から一転本性を見せる場面が目を引くお嬢吉三役の福助さん、お二人に和尚吉三役の勘三郎さんを加えた主役三人はそれぞれの立場や性根をじっくり見せ、さすがに魅力的で客席を沸かせる。
雪で真っ白な舞台など、新劇的な演出の数々も、不思議としっくりくるものだった。

ただ、毎回ただひとり歌舞伎役者ではない笹野さんが出演され、そして熱演されているのだけど、今回ばかりは前回の伝吉役だった弥十郎さんの演技が強く思い出されてしまった。
もちろん笹野さんが演じる伝吉さんも違った感じでよかったのだけど、弥十郎さんの雰囲気の方がしっくりきたような気がしてしまったのだ。
この辺りは、人それぞれの感じ方だろう。

追加公演がなければ本来なら千秋楽だったこともあってか、会場はお着物姿の方もちらほら。
某有名デザイナー女史の姿も見えた。

今回も楽しかったし次回もまた楽しみだけど、やっぱり再演でない演目の方がいいなぁ…。

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