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2004年6月27日 - 2004年7月3日の5件の記事

2004.07.03

鮎の塩焼き

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よく利用しているデパートのレストラン街に、新しいお店がオープンしたので行ってみた。
日本酒や焼酎が充実していたり、ちょっと捻ったメニューがあったりと、中々満足。
鱧落としも鯛めしも美味しかったけど、やっぱり今日の一番は、これ!

以前バイクに乗っていた頃は、お気に入りの場所までツーリングがてら出かけて行って、川の近くで風に吹かれながら食べられたのにな。
もう、あの場所には行けないのかな…。

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2004.07.01

すもももももも

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会社の同僚が、大家さんからの頂き物だとすももをたくさん持ってきてくれた。
大家さんのご自宅で採れたものだそうで、ところどころに鳥が突付いた痕がある。
瑞々しく、甘く、そしてほんのり酸っぱかった。

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6/25 G・M・B

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「本日は、お足元の悪い中、お越しいただきましてありがとうございました。」

ギターの高さに合わせてセッティングされたマイクにかがみ込むようにして向かい、明らかに言い馴れないといった風で挨拶。照れ隠しなのか、リードギターを担当する圭吾クンの口調はどことなくぶっきらぼうだ。彼の背後にある大きな窓の向こうを、車のライトが雨を照らして走り去って行く。

「少し時間が遅くなっちゃいましたが、次が最後の曲です。リクエストをいただきましたので、チック・コリアの”スペイン”をやりたいと思います。」

ステージ上にいるメンバー全員の表情が引き締まった。一方客席は、一体誰がいつの間にリクエストしたのかといぶかしがる声でざわついていた。ライブ中、カウンター席にいた女性から1曲リクエストがあったのだけど、その時はそれに応えることなくライブは続けられてしまった。マスターがカウンターの中からリクエストした「007/ロシアより愛を込めて」は前回のライブでも演奏されたもので、それはその後演奏された。しかし「スペイン」をリクエストする声は、少なくともライブ中には誰からもなかったのだ。

そんな中、私ひとりだけがついつい笑顔になってしまった。ものすごく嬉しかったのだ。実はこれをリクエストしたのは私だった。この曲は、圭吾クンが最初にリズムギター担当の瀧淵クンと組んで活動することになった、そのきっかけともなった曲なのだそうだ。しかも、その後スパニッシュギターを専門とするようになった彼にはうってつけの曲。かなり難しい曲であることはもちろんだけど、こういった派手な曲はライブでも映えるだろう。そんな経緯から前回のライブで演奏されることを密かに楽しみにしていた私の思惑通りにはいかず、それなら次回にとリクエストしていたのだった。今回のライブでは、前回も演奏した同じチック・コリアの曲は早々に演奏されたのにも関わらず「スペイン」は中々演奏されず、また繰越なのかなぁとほとんど諦めていたそんな矢先だった。

圭吾クンの左手が、ものすごいスピードでフレットを動き回る。瀧淵クンの右手から、スパニッシュギター独特の奏法で激しくリズムが刻まれる。ゲストプレイヤーとして演奏に柔らかさを加えていたsotaクンのバイオリンが、情熱的な音を奏で始める。ようやくウッドベースにも慣れて笑顔が出ていた藤原クンのベースも、徐々に熱を帯びてくる。

その時、それまでざわついていた店内がどうだったか、一切記憶にない。覚えているのはステージ上にいた4人の若いミュージシャン達が、力いっぱい演奏する姿だけだ。

「僕たち、全員23歳なんです。」

ライブが始まってすぐ、MCの中にそんな言葉があった。ジプシー・ジャズという、ジャズの中でも言わばマニアックなジャンルを演奏するミュージシャンは、少しずつだが増えているようだ。しかしその大半は、他のジャンルの音楽をさんざん経験した後にこの音楽にたどり着いたといった感じのベテラン組が多く、そんな中でこの若いバンドはかなり異色と言っていいだろう。その上、23歳という年齢以上にGMBのメンバーは比較的顔立ちが若く、ルックスもいい。特にベースの藤原クンや、この日演奏された「マイナー・スウィング」でスペシャル・ゲストとしてリズムギターを担当したタッキーS木クン(東京)

もちろん仮名(笑)。彼は滝沢秀明クンによく似ているのだ。ここでのルールとしてミュージシャンは基本的に本名なのだけど、書くことについて本人に了解をもらおうとしたら、”事務所を通して下さい”などと照れ笑いされてしまったので、仕方なく一般扱いの仮名で掲載です(爆)。

が入ったりすると、イケメンどころかジャニ顔バンドだ。
もちろん、若くてルックスがいいだけではない。「それちょっと早いんじゃないのカルテット」とふざけてバンド名を紹介するほど早いテンポの曲が多く、その演奏レベルの高さはかなりのものだ。特にスタンダード中のスタンダードである「スウィングしなけりゃ意味がない」などは、前回のライブで私が「スウィングしているヒマがない」と思わず命名したほどのスピードで演奏されるローゼンバーグ・トリオ・スタイルだ。バンドを引っ張る圭吾クンのずば抜けた演奏テクニックには定評があり、またメンバーそれぞれの成長振りには目を見張るばかりか呆れるほどである。特に今回は、瀧淵クンが加入したばかりだった前回以上に彼のスパニッシュギターをフィーチャーしたアレンジの曲が多く、バイオリンのsotaクンも加わってますます面白くなってきた。

そんな二人の演奏によって今回大きく生まれ変わったのが、圭吾クンのオリジナル曲である「コバルス」である。繊細で憂いを帯びた旋律に情熱を秘めたオリジナルバージョンも大好きなのだけど、それが更に熱く情熱的な曲になっていた。彼らが主に演奏しているジャズのスタンダート・ナンバーは、言うまでもなく何十年もの間に多くのミュージシャンたちによって繰り返しアレンジを施され、何度も何度も生まれ変わって生き続けてきた名曲ばかりだ。この曲は、そういった名曲たちと肩を並べる素質のある曲なのかもしれない。

演奏時間が長引いてしまい、2曲も予定していた曲を削りながら応えたアンコールは、「オール・オブ・ミー」だった。ゆったりしたリズムで始められた演奏は、途中からスピードを上げて演奏され、最後のフィニッシュまで息を呑むような充実感があった。

終演後、次回のライブは8月にという話がマスターからあった。圭吾クンの自宅から程近いこのお店は、頻繁にジャズのライブが行われているそうだがいわゆるライブハウスではなく、圭吾クンの家で御用達のレストランだ。前回のステージ前にリハを聴いてその演奏にかなり驚いていたマスターは、すっかり彼らの強力な応援団となったようだ。

8月には他のお店でもライブの予定が入ったそうで、私もますます忙しくなりそうだ。

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2004.06.28

6/24 六月大歌舞伎・夜の部

そんな訳で、引き続き夜の部。立ち上がって覗き込むと花道が見える西の席から、今度は正面上手寄りの席となった。昼と夜の空き時間が思ったほどなく、大急ぎで夕食を確保しての入場だ。

■ 傾城反魂香
富十郎さんがよく演じている浮世又平役を、なんと今回は吉右衛門さんが演じた。特に声のいい役者さんなので、会話が不自由な役柄というのがなんとも勿体ないというか、余計に歯がゆい。そういえば富十郎さんも、ものすごく声のいい役者さんだ。わざとそういう配役にしてるのかしらん?
それにしても、又平女房おとく役の雀右衛門さんの若いこと!先月体調不良で口上のみの出演となり、昼の部で観た口上でもなんとな~く腰でも悪そうな座り方だったような気もしたが、さすが役者さん!芝居となると動きが変わってくる。

■ 吉野山
おそらく今の歌舞伎界で一番の美しさと言えば、この幕で静御前を演じた菊之助さんだろう。今回はお父様である菊五郎さんとの共演で、しかも息子の方が主人というフクザツな設定。母によると菊五郎さんの若い頃は、今の菊之助以上に美しかったそうなのだが・・・・・・年月って怖い(汗)。

■ 助六由縁江戸桜
さてさて!さてさて、である。海老蔵さんの襲名の話を聞いた時、いつ助六を演じるかがものすごーく気になった。そりゃやらない訳はないでしょう。やらなきゃ暴動起きちゃうでしょう(←自分で起こしそうだ 笑)って感じの人気演目。もちろん歌舞伎十八番にも入っている。実は私、彼が初めて助六を演じた舞台というのを、5年ほど前に観ている。当時はまだネット生活も始めたばかりで、初のオフ会というのがこの「新之助が初めて演じる助六を観る会」というのだった。歌舞伎ファンの皆様のあまりの深さに驚愕し、浅く広~くが身上の私は、その後そちらの会に出向くことはご遠慮することとなったのだ。あの時は本当に…凄かったですよ、えぇ(汗)。

助六といえば、江戸っ子のヒーローである。今まで仁左衛門さんの助六がいっちゃん好きな私だったのだけど、やはりそこは京都ご出身の仁左衛門さんで、天下の市川家の海老蔵さんではちと分が悪い気もする。その上海老蔵さんといえばこのところ世間を騒がすやんちゃ振りで、マイナス面もあろうけれど威勢のいいナマイキな助六にはピッタリなキャラでもある。昼の部の口上でも、勘九郎さんがこんなことを仰ってた。

”彼と相撲を取ったんですが、見事に投げられまして。悔しいからもう一回取ったら、また投げられたんですよ。遠慮を知らないヤツです(笑)。まぁ、生意気っていうのは、すごくいいと思うんです。なんたって、意気がいい上に生が付いちゃってるんですから。”

粋な挨拶というのは、こういうのを言うのだろう。それにしても、今の海老蔵さんくらい助六役にピッタリの役者さんはいないんじゃないかなぁ。威勢のいい啖呵、そしてべらんめぇ調のセリフがよく似合った。平成の助六は、どうやら彼でキマリのようだ。


終演後、あーんまりにも感動したので、もうひとつ「初」を増やした。楽屋口での出待ちである。行ってみると、ちょうど勘九郎さんがファンの方にしていたサインを終え、弥十郎さんと共にタクシーでお帰りになるところだった。にこやかに手を振って、さすが人気者だ。その後も次々と登場するいろんな役者さんを迎えてどんどんファンは増えてくるし、時々はサインをねだる人もいたのだけど、そういう時ってちゃんと応えてくれているのには驚いた。そしてそれは、今回の主役である海老蔵さんでさえも同じことだった。長い長いファンの列のできた先端で、一生懸命サインをし続ける彼の姿があった。凄いもんだ…。

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6/24 六月大歌舞伎・昼の部

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平成の海老様こと、市川海老蔵丈の襲名披露興行第二弾ということで、

”行かねばならぬぅぅ~~~っ!!”

と、気合いっぱいで歌舞伎座出撃である。なんてったって長い歌舞伎ファン人生で、チケットが発売開始日に取れなかったのも初めてなら、チケットが取れずに平日に休暇まで取るハメになったのも初めて。そしてその上

”どーしても昼夜観るのだぁ~~!!”

ということで、一日中歌舞伎座にいることになったのも初めてだ。体力的にはちと不安である。まぁ、なんとかなるだろうとは思ったが、実は2日ほど前から風邪気味。ますます不安だったのだけど、ぜぇ~~~ったいに行かないわけには行かない(気合いっ)ので、ほとんどスキップする(気分だけね)勢いで出かけた。

■ 外郎売
歌舞伎十八番より、外郎売。この「十八番」というのは、市川家が得意とする十八の演目を選んだもので、この中にある演目は、市川家の襲名披露興行には欠かせない。本来なら海老蔵さんの父である団十郎さんが主役を演じるはずだったのだけど、5月の幕が開いて間もなく、なーんと白血病に倒れてしまった。急遽代役を勤めることになったのは、ちょうど1年前に襲名したばかりの松緑さん。彼は前名の辰之助時代、新之助、菊之助と共に平成の三之助と言われた同世代の仲間でもある。
大抜擢されたこの大舞台を、元気いっぱいで勤めていた。実に清々しい演技だった。

■ 寺子屋
今月昼の部を観ることにしたのは、この回を観たかったというのが大きい。
だって、仁左衛門さんが出るんだもーん♪以上ーーーっ!(爆)

まぁ、他にも(ついでかよ 笑)玉三郎さん、勘九郎さん、福助さんといった人気役者達が顔を並べ、襲名披露興行ならではの豪華さだ。しかし最後の、身代わりとなって殺させたのは実は我が子だったというシーンでは、仁左衛門さんの迫真の演技に思わずウルウル…。この方、本当に何をやっても上手い。

■ 口上
”とざい、とぉ~~~ざぁぁ~~~いぃ~~っ!”

大きな声と共に幕が開けられると、舞台の上にはズラリと並んだ役者さん達。それぞれ紋付の裃と袴。その色さえも、屋号ごとに決められた色のものを身に付けているのだそうだ。その色がまた、何とも美しい。
順にひとりずつお祝いの言葉を口にしていくのだけど、それぞれのキャラと襲名したご本人との接点によって、かなり面白いエピソードも聞ける。それがまた、楽しみのひとつでもある。
ひと通りお祝いの言葉が終わり、いよいよ主役の海老蔵さんがご挨拶。

”成田屋ぁ~~っ!”

の声が、大向こうからかかる。場内、割れんばかりの大拍手だ。挨拶が終わり、普通の襲名披露口上ならここまでだけど、今回はこれからがまた見せ場。市川団十郎家の役者さんが大きな名前を襲名する時には、なんとお客さんを睨んで見せるのだ。江戸時代には、お正月公演でこうして睨まれると、縁起がいいとか風邪をひかないなどと言われたそうだ。
ゲホゲホ!…2日遅かったかも。(汗)

”ひとつ、睨んでご覧にいれましょう。”

そう言って形を作り、一旦閉じた眼を再び「かっ!」と見開くと、そこには浮世絵から抜け出したような、十一代目市川海老蔵丈の姿があった。場内が拍手と歓声とに包まれる。そして私は再びウルウル…。
今、人を睨んで喜ばれるのは彼だけだ。

■ 鏡獅子
ほんのさっき男らしい「睨み」を見せていた海老蔵さんが、今度は何と女形となっての舞踊。実際私も彼の女形というのはあまり記憶もなく、そういう役者さんの女形というのにはあ~んまり感心しないもんもあるので、正直あまり期待はなかった。やっぱり…なんかねぇ?違和感ってあるもんだしぃ。
ところが、である。うはー、でかいぃ!っていう最初の印象はともかくとして、ものすごーーくきれい!めっちゃ美しいのである。いつもの目をギョロつかせた迫力ある演技とは打って変わって、そこには美しい女形さんが舞い踊る姿があった。
正直驚いた…。
後に獅子の精となって登場してからの力強さは、またいつもの海老蔵さんの姿だった。雄々しい獅子の姿となり、激しくその鬣(たてがみ)を振り続ける姿は、もう市川海老蔵そのものだった。

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