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2004.10.25

谷根千ぐるぐる

今回H村さんが静岡からやってきたのは、千駄木のDjangoでの龍虎のライブに行くのが目的だ。ライブの時間までまだまだあるし、魅力的な街なので、午後はずっと「谷根千」と呼ばれる界隈を散策することにした。

根津駅をスタートに、まずはアンティーク着物のお店として人気のponia-pon。昔ながらの小さな町屋を改造した店内は、銘仙などカラフルで状態のいいアンティーク着物が所狭しと並んでいる。着物を着るようになってから思うのだけど、日本人の色彩感覚って本当にスゴイ。この日も羽織が新しく入荷したばかりで、とてもじゃないけど私にはムリ!というような派手な柄の物がたくさんあった。そんな中、お店の方に「それはいい紬ですよー」と言われてグラグラしてしまったモノトーンチェックのがあったんだけど…しかも、八掛が藤色で素敵だったのだけど…丈もまずまずだったのだけど…ウンウン唸って置いてきました(ため息)。

少し前に通り側を改造してしまった「はん亭」を横目に見て更に住宅街を歩き、ずぅっと前から行ってみたいと思っている古月の前に来た。こちらは山中旅館という古い日本旅館なのだけど、そのお部屋で中華料理がいただけるお店としても有名。ちょうど従業員の方がお庭のお掃除中だったので、お願いしてパンフレットをいただいてきた。昼間だったら、コースが4,000円程。行ってみたい方がいたら、是非お知らせくださいね。

言問通りの小さな和菓子屋さんや、観光用に整備されている旧吉田屋酒店などを覗きながら歩いていくと、谷中霊園の入口に素敵なバッグ屋さんを見つけた。アジェンダというお店で、皮製を中心としたオリジナルバッグのアトリエを兼ねたショップだそうだ。素材にもデザインにもこだわりを持った数々のバッグを見せていただき、お店の方にお話もいろいろ聞かせていただいた。H村さんは微妙な色合いの皮のショルダーを、私はサンドカラーのキャンバス地のトートを気に入ってしまい、さーんざん撫で回してみたけれど、こちらも結局置いてきました。近くに置いてあるお店があったら、やっぱり買おう!ってことになっちゃうかもなぁ。

アジェンダを後にし、陶器のお店やら銭湯を改造したギャラリーやらに引っかかりつつ歩いて行くと、日暮里の駅から続く谷中銀座の通りに出た。夕焼けだんだんの脇に見慣れない雑貨屋さんがあると思ったら、まだオープン2日目だそう。生成りやベージュの優しい色合いの物が多く、これから通りかかるたびにチェックするお店になりそうだ。

夕方の買い物客で賑わう谷中銀座を抜ける途中でy女史(東京)と連絡を取り、三崎坂近辺のお店を見ながらすぐ近所に住む彼女を待つことに。この界隈には「いせ辰」や「イリアス」など本当に魅力的なお店が多いのだけど、昔ながらの堂々とした構えの「菊見せんべい総本舗」にいた時、なんと大きな地震があった。ガラスケースや瓦屋根に危険を感じて慌てて道路側に非難したけれど特に問題はなかったようで、お店の方たちとやれやれと言葉を交わしてしまった。

この時新潟の小千谷では、震度6の強い揺れに100年も続いた老舗旅館が損壊し、せっかくの建物が取り壊しとなっている。谷根千に残る古い家々がそういう目に遭うことがないように、祈るばかりだ。

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